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上手に教えることを教わる [そらいろの軌跡(過去の記録から)]

我が家には、8月で4歳になるジャックラッセルテリアがいます。

彼女は生後2ヶ月の時に我が家にやってきました。

実は、小型でかわいらしい外見とは異なり、
ジャックラッセルテリアは飼いにくい犬種として知られている犬なのです。
なぜなら、もともと狐を追う猟犬であるこの犬は、狐の巣穴に入りそこで狐を追い出すまで何時間も過ごして狩りをするらしく、その間自分の判断で行動する犬なんですって。
自分の判断で行動したいのでしょうか。

それに、ペットとして改良を加えられていないので“やさしい”“おだやか”という性格の犬ではないとのことで
心の準備をして飼いはじめました。

余談ですが、私がジャックラッセルテリアを欲しかったのは、山を歩く時に相棒になって欲しかったからで、
身体が小さい私でも無理なく扱える大きさと山でへこたれない体力の持ち主である事が決め手でした。

さて、しつけの本を数冊購入して子どもと一緒に勉強しました。
実家では、犬を飼っていたのですが、子どもとともに正しい知識を身につけたかったのです。
犬のしつけっておもしろいですね★

絶対に叱らないんです。「ほめる」だけなんです!!

犬は長い会話を理解する事はありません。コマンドのように人の言葉を理解するみたいです。

だから、好ましくない行動を取った時、なんでいけないのか説明してもわからない。

いけない事はいろいろな場面で起こるのですから、訳が分かりません。

それに、叱られているのとかまってもらっているのもよくわからないんですね。

それに比べていい行動を教えてあげてできた事を褒めることは1つ1つクリアしていけます。

知らない(人間の)世界の事を教えられてもいないのに、できないのは当たり前です。
ひとつひとつ教えてあげなくちゃ。

例えば、トイレトレーニングは、こんな感じです。

まず、犬が自由に動ける範囲に新聞紙を敷きつめて、おしっこをしたらおしっこの臭いがついたところを少し切り取って新しいものに重ねながら少しずつ範囲を狭くしていきます。

新聞紙の中に上手くできたら、そのタイミングで褒めてあげるのです。
失敗したら、犬に気付かれないように「知らん顔をして」片付ける。その繰り返しです。
犬はどう行動した時に褒められて「気持ちいい」のか覚えていくのです。

そそを叱った事で家の中では絶対に排泄ができなくなってしまったという話しもよく聴きます。
排泄そのものがいけない事だと伝わってしまったのでしょうね。
この要領で、アジリティー(犬の障害物競走のようなもの)やフリスビーも覚えました。

これは、子どもや看護師の教育でもおなじだなっ!て思いました。
教わったり、経験のない事をできないのは当たり前。
それなのに
「なんで、こんなこともわからないの?」
「なんで、考えて行動できないの?」
何度こんな気持ちになったことか…。

でも、初めての事なんだから、わかりやすく、タイミングよく教えてあげればいいんですよね。

すべてを教えなくたって、考えるヒントを「上手に教える」のは、私の側の課題なんだって気付きました。

根気よく教えて成功を体験させてあげる事
がんばった事を褒めてあげる事
そうする事でがんばれるんだね。
こんな素敵な事を愛犬から教えてもらいました。

この記事は過去に書いたものを再掲載したものです。
ジャックラッセルのちゃちゃは11歳になりました^^;

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