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人間とは? [そらいろの軌跡(過去の記録から)]

私たちは、人として生まれ育ってきたけど
“人間とは”って考えたことありますか?
と、問いかけている私は看護職(看護師というべきか保健師というべきか…)です。


看護という仕事は、一般の方からすると医師の診療の補助を主業務にしているイメージがありますが、
医師が[病気を治療する]使命を持つ職種と表現されるなら
看護師は[人が健康に生きるサポートをする]使命を持つ職種です。
ですから、人が健康であるということを学ばなくてはいけない職業なのです。

そして、看護職である前に1人の人間。未熟な人間です。

今を生きながら看護をするのですから、
自分に問いかけたり、自分の周囲や新しく出会う人に教わったりしながら成長し、
“人生観”“死生観”“看護観”を育てています。
なので、これは今の私の経験からまとめた考えです。

人間とは 、身体的・精神的・社会的な機能とニーズ(専門用語っぽいですね*1)、発達課題(*2)を有する。環境(*3)の影響を受ける中で、自分の生き方を学び、意思決定し、自己実現をする力を養い、成長していける存在である。  ちょっと*印ばっかりで分かりにくいですが…

*1身体的機能とは、人間が感染を起こすと発熱したり、腫れたりしますが、これは身体が侵入者に反応して高熱となって侵入者の勢いを衰えさせたり、侵入者をやっつける白血球が感染部位に集まってきたりする機能です。他、
暑くても寒くても体温を調整したり、血圧を正常に保ったり…生まれながらにもつ身体が健康を保とうとする機能。

*精神的機能とは、うれしいとか悲しいとか辛いとか自分の感情をコントロールしたり、不安になっても安心できるようコントロールする、という機能。

*社会的機能とは、家族の中で役割を持ったり、友達を作ったり、職場で役割を持ったり、地域で周囲の人と上手くつき合って生活する機能。人間は生まれながらにしてもっているし、これらを正常に保ちたいというニーズ(Needs)をもっている。
*2発達課題とは、人間の発達段階(乳児期、幼児期、少年期、思春期、青年期、壮年期、老年期…ってやつ)ごとの、身体や心や社会的な成長の目標値とでもいうのでしょうか。3ヶ月で首が据わるとか、7ヶ月でお据わりできるとか、青年期でアイデンティティーの確立とかです。
*3環境については、その人その人で考える環境があると思われるので、これは私が定義したものです。
環境とは、その人が存在している時に、周りに存在する、物的・人的・文化的な、その人が生きることに影響を及ぼすものである。様々な条件に左右され、変化するものである。
 
人間は、常に環境の影響を受けるが、環境を認識することで自分が影響を及ぼし変化させることもできる。
そして、もう一つ
健康とは…
健康(死)とは、自分の身体的・精神的・社会的に障害された機能、未充足なニーズ、発達課題に対して、前向きに取り組む力を発揮し成長、自己実現していけることであり、病気と共存する場合や、死を迎える場合にも健康であり得る。

人は誰も死んでしまうものだから、死も健康に生き抜く延長線上にあります。

私の考えは、健康とは身体レベルのことだけではないから、病気であっても、死を迎える間際も健康であり得るということです。

そして、看護職として健康で生きるということを学び続けたい。

あーやっぱり、ちょっと固すぎますか…。

この記事は過去に書いたものを再掲載したものです。
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