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アサーティブでいこう! [そらいろの軌跡(過去の記録から)]

看護師は、ストレスの多い職種であるようです。

重症な患者様であればあるほど医療やケアへの期待は大きいでしょうし、生命を脅かす重大な疾患の場合、死を意識し危機的状況にある患者・家族に出会ったときに同じ人間として生死の問題を突きつけられたりもします。
また、医療や福祉や教育の職場では特に「優しさと厳しさ」の2つの態度を両立させなければならないストレスがあるのだそうです。とにかく自他共に認めるくらいストレスの多い職場です。
その中でも、看護師(特に若い看護師)は、医師ー看護師関係においてもストレスを感じることが多いのです。

なぜなら、同様にストレスの多い職種である医師のストレスのはけ口が看護師に向けられたり、患者様の代弁者として医師に物事を伝えるときに手際よく伝えられず聞き入れてもらえないことなど日常茶飯事なのです。また、長い間、医師の権力は医療界で絶対的と思われてきた背景もあるでしょう。
こうした中、ストレス・マネジメントは、看護師にとって自分の身を守る重要なスキルといえます。

今日はその中でも、アサーション・トレーニングを少しご紹介します。

アサーション・トレーニングは、人間関係の構築や修復、コミュニケーション向上を目的としたものだそうです。これを、うまく取り入れて、爽やかに主張していきたいのです。

あなたは、人間関係が不安定になりかけたとき、どのように相手とコミュニケーションをとっていきますか?
そのパターンは次のようになるでしょう。

・ノン・アサーティブ(非主張的・受身的)-言いたいことがあるのに相手を優先して、自分は我慢してしまう。もめずに治めるためにひたすら我慢してしまう。

・アグレッシブ(攻撃的)行動ー我慢が限界を超えると一転して攻撃的な態度に出る。

・アサーティブ(自他尊重)ー相手も自分も大切にする自己表現。

もちろんアサーティブがいちばん適した自己表現です。

相手を黙らせようとしたり、自分が遠慮して引き下がるのではなく、相手への配慮はきちんとしながら自分の言いたいことを伝えるというものです。素直で温かな表現をしていきましょう。
そして、もしも相手がノン・アサーティブやアグレッシブで応対してきたときに、自分がアサーティブでいられるようトレーニングするのです。

方法は…
相手の行動(ノン・アサーティブ、アグレッシブ)を「出来事」として、これを「合理的な捉え方、考え方で受け止められるように」するのだそうです。
たとえば、相手が逆上しアグレッシブに対応してきたら、「アサーティブに言うべき!!」となるのではなく、「相手もアサーティブに主張した方が良いが自分を否定されていると思ってしまったのかもしれない」と考えると、自分へのストレスは最小限に抑えられ、次の自分の言動では相手を思いやった態度で、自分を主張できるのだそうです。
そして、自分の態度により相手にも変化をもたらし、お互いの話し合いができていくというものです。

「医師と看護師」に限らず、「上司と部下」「先輩と後輩」「親子」でも活用できそうですよね!

この記事は過去に書いたものを再掲載しています。
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